修行時代③
2番目に勤めたのは、某日本一のテーマパークでした。
当時はこのテーマパークを運営する会社とその会社が作った造園の子会社があり、親会社から出向してきた社員の方、その子会社が雇い入れた社員の方で軸は形成されており、あとは契約社員が何十名もいるような体制でした。
僕も20代後半でここで働くことになったのですが、その僕よりも若い世代の人たちが多いなという印象でした。
各班とそれぞれに担当エリアが分かれていて、班長は年配の方でそこに何名も若い子たちが元気に働いていました。
そんなところに僕たちは外注形式でしたが、月曜日から土曜日まで毎日、一年を通して働かせてもらっていたわけです。
僕らにエリア分けの設定はなく、各班から依頼を受けその作業に対応していた形てすが、僕なりの解釈ですけど、トランプでいうジョーカー的な扱いの業者って感じです。
よく言いすぎですかw
このテーマパークは全てにパーフェクトな仕上がりが必要でした。
剪定ひとつ取っても。
手入れしているようには見えない、けれどもなぜかなんとなく樹木達が綺麗で爽やか!これをどう表現していくか、僕らなりにさりげなく見えるような仕上がりにしていました。
場所的にも樹木が主役でなくとも良いのです。もっと中には主役がたくさんいるわけですからね。
来てくれたゲストが心地よく過ごせる空間を、ごく自然に作る事が最も大切だったのです。
そんな意味でも大勢の人が関わって素晴らしいもの、場所を作り上げる素晴らしい場所でしたね。
中での思い出は色々ありましたが、テーマパークの夢を崩すわけにもいかないし、話すことはできないので伏せておきますが、間違いなくあそこは日本一、いや、世界一のスピリット、ホスピタリティを持っている場所だと思います。
そこで何年も魅せ方、考え方を学べた。
貴重な経験は今でも大切な宝物です。
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